白石/hitodama128/コースの雑記

白石倖介(ひとだま128)(コース)の雑記です。Tech・まんが・毎月のまとめなどを書きます。お仕事依頼はメールをください(記事を書いたり、編集したり、写真を撮影したりできます)Mail:hitodama128 at icloud.com

お礼とあとがき

 風立ちぬについて書いた文が、4000人ほどの人に読まれたらしい。
 全ての人が全てを読んでくれたとは思わない。テンションはバラバラ・絵も無い・章立ても無い・時々爆発する・「スッ……」「伝われ!伝わる!」など、あまりに不親切なこの文章を、全て読めという方に無理がある。

ありがとう(『風立ちぬ』を見た僕)。 - 白石/hitodama128/コースの雑記


 だけど、例えば僕と同じような気持ちの人が、読者の中に1%でも居た場合、その人たちがもし、全てを読んで、僕の気持ちと近い場所で近い気持ちになってくれたのだとしたら、本当に嬉しい……。根拠のない1%という数字は、それでもこの場合数にすると40人だ。もし40人も、宮崎駿限界女子男子愛合同協会員がいて、僕の文章を読んでくれたのだとするならば、それだけでも理想的な喜びに満ち溢れているから、この際根拠がなくてもいい。

 ツイッターにて、数人の方から「風立ちぬを見たとき、他人の投稿する感想に納得できず、ネットを漁っても解消しなかった思いが、5年越しに晴れました」と感想をいただいた。こんなに嬉しいことはない!
 不親切な文章に一部分でも共感してくれた人がいることはもちろんだし、なにより僕はこの5年の間、「風立ちぬ」を見られずにいたから。5年前映画館に行ったあなたと、5年後の今見た僕が、心を通わせられたことが本当に嬉しい。

 あの日、深夜2時。緊張と恐れを持って『風立ちぬ』を見始めた。
 見終わった朝の4時、僕は独りでぼろぼろと泣き、明け方に「あまりに苛烈……愛……計算尺……金属……風……」とこぼすことしかできず(文字だけにすると激情型カイジみたいになってしまい絶妙に伝わりにくい)、ぼろぼろのままツイッターにつぶやきを連投した。世界はサッカーに湧いており、ボロボロのオタクはいつものように無視されるかと思ったけれど、早朝にいいね! をつけてくれた宮崎駿限界女子男子愛協会員がいて、僕は我慢できなくて、その人にDMを送った。
 あまりにも心が打ちのめされてしまった僕と、映画についての感想をやり取りしてもらえたことも、そして僕の先日の文章を絶賛していただき、身の回りの宮崎駿限界女子男子愛協会員に共有してもらえたことも、とてつもなく嬉しかった。
 インターネットには、多くの誤解に基づいた仮説や空虚な文字列がたくさんあって、でも僕はあなたとやり取りできたおかげで、その絶望に触れないで、「風立ちぬ」を愛したままの気持ちで、あの文章を書けました。あれを書けたのはあなたが居たからです。本当に、幸せです。ありがとうございます。